X 日付・曜日・時刻・期間
関数名 |
関 数 の 機 能 |
日付・曜日 |
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TODAY | 現在の日付に対応する日付を表す数値を算出 |
指定した日付に対応する日付を表す数値を算出 | |
DATEVALUE | 日付を表す文字列を日付を表す数値に変換 |
YEAR | 日付を表す数値を「年」に変換。(年月日から「年」を取り出す) |
MONTH | 日付を表す数値を「月」に変換。(年月日から「月」を取り出す) |
DAY | 日付を表す数値を「日」に変換。(年月日から「日」を取り出す) |
WEEKDAY | 日付を表す数値を曜日を表す数値に変換(日付から曜日を求める) |
WEEKNUM | 日付を表す数値に対応する日付がその年の何週目にあたるかを、数値で算出 |
時 刻 |
|
NOW | 現在の日付と時刻に対応する日付・時刻を表す数値を算出。(現在の日付と時刻を求める。) |
TIME | 指定された時刻に対応する時刻を表す数値を算出。(時刻を表す数値を時刻表示形式に変換。) |
TIMEVALUE | 時刻を表す文字列を時刻を表す数値に変換 |
HOUR | 時刻を表す数値を「時」に変換。(時刻から「時」を取り出す) |
MINUTE | 時刻を表す数値を「分」に変換。(時刻から「分」を取り出す) |
SECOND | 時刻を表す数値を「秒」に変換。(時刻から「秒」を取り出す) |
期 間 |
|
DATEDIF | 指定された期間内の日数、月数、または年数を算出 |
EDATE | 指定された月数だけ前または後の日付に対応する日付を表す数値を算出(書式指定により日付表示形式に変換) |
EOMONTH | 開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の月の最終日に対応する日付を求める |
NETWORKDAYS | 2つの日付の間にある稼動日数を算出。稼動日とは、土曜、日曜、および指定された祭日を除く日 |
X−1 TODAY関数、DATE関数、DATEVALUE関数
機 能 | DATE関数 指定した日付に対応するシリアル値(日付を表す数値)を算出 TODAY関数 現在の日付に対応するシリアル値(日付を表す数値)を算出 DATEVALUE関数 日付を表す文字列をシリアル値(日付を表す数値)に変換 |
書 式 | DATE(年,月,日) TODAY() DATEVALUE(日付文字列) |
説 明 | DATE関数 年,月,日は、日付を表す数値(例:1998, 1, 1)、セル参照も可 TODAY関数 ()内には何も指定不要 DATEVALUE関数 日付を表す文字列(例:"1998/8/22") を、Excel の組み込みの日付表示形式で指定する。セル参照も可。 日付文字列 日付を表す文字列を、Excel の組み込みの日付表示形式で指定する。たとえば、ダブル クォーテーションマークで囲まれた "1/30/1998" または "30-Jan-1998" などの文字列は、日付を表す。日付文字列には 1900 年 1 月 1 日〜 9999年12月 31 日の範囲にある日付を表す文字列を指定する必要がある。 |
シリアル値 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:日付を求める
[セルE2の式]
=TODAY()
[式の意味]
現在の日付を表示。
「変換結果」欄の表示形式は「日付」に予め指定。
[セルE3の式]
=DATE(A3,B3,C3)
[式の意味]
A3,B3,C3
は、年・月・日入力欄のセルを参照(入力データが数値でも、数値を表す文字列でも結果は正
常に変換された。)して日付に変換。
元号のイニシャル(H13)による年の指定は、単なる文字列とみなされて誤った表示がされる。(E6)
[実例2]:日付を表す文字列を日付を表す数値に変換
[セルD4の式]
=DATEVALUE(A4)
[式の意味]
日付を表す文字列を日付を表す数値に変換する。
セル参照の場合に、変換元となるデータの表示形式が数値、日付となっているとエラーが発生する(C3,C5)。変換元データは「文字列」でなければならない。なお、変換結果はシリアル値で表示されているが、表示書式を日付に設定すると、日付表示となる。
X−2 YEAR関数、MONTH関数、DAY関数
機 能 | YEAR関数
シリアル値(日付を表す数値)を年に変換。(年月日から年を取り出す) MONTH関数 シリアル値(日付を表す数値)を月に変換。(年月日から月を取り出す) DAY関数 シリアル値(日付を表す数値)を日に変換シリアル値で表される日を返す。(年月日から日を取り出す) |
書 式 | YEAR(シリアル値) MONTH(シリアル値) DAY(シリアル値) |
説 明 | シリアル値 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:日付から年、月、日を取出す
[セルB2の式]
=YEAR(A2)
[式の意味]
参照セルの日付から「年」を取り出す。
[セルB3の式]
=MONTH(A3)
[式の意味]
参照セルの日付から「月」を取り出す。
[セルB4の式]
=DAY(A4)
[式の意味]
参照セルの日付から「日」を取り出す。
X−3 WEEKDAY関数
機 能 | シリアル値(日付を表す数値)を曜日に変換 |
書 式 | WEEKDAY(シリアル値,種類) |
説 明 | シリアル値 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:曜日を数値で表す。
[セルC3の式]
=WEEKDAY(A3,1)
[式の意味]
参照セルの曜日を数値(日曜日を1)として表す。
A3 シリアル値(検索する日付)
1 種類(曜日の番号表示の方法)
X−4 WEEKNUM関数
機 能 | シリアル値(日付を表す数値)に対応する日がその年の何週目にあたるかを、数値で算出 |
書 式 | WEEKNUM(シリアル値,週の基準) |
説 明 | シリアル値 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:指定した年の指定曜日を基準として、その年の何週目かを表す。
[セルC3の式]
=WEEKNUM(A3,1)
[式の意味]
参照セルの曜日の数値を、日曜日を1として指定した日付がその年の何週目に当たるかを表示。
A3 シリアル値(検索する日付)
1 種類(週の開始曜日の数値)
X−5 NOW関数、TIME関数、TIMEVALUE関数
機 能 | NOW関数 現在の日付と時刻に対応するシリアル値(日付・時刻を表す数値)を算出。(現在の日付と時刻を求める。) TIME関数 指定された時刻に対応するシリアル値(時刻を表す数値)を算出。(時刻を表す数値を時刻表示形式に変換。) TIMEVALUE関数 時刻を表す文字列をシリアル値(時刻を表す数値)に変換。(時刻をシリアル値に変換。) |
書 式 | NOW() TIME(時,分,秒) TIMEVALUE(時刻文字列) |
説 明 | NOW関数 ()内には何も指定不要 TIME関数 時,分,秒は、時刻を数値表す数値(例 12:15:40)、セル参照も可 TIMEVALUE関数 時刻を表す文字列(例 "12:15:40") を、Excel の組み込みの時刻表示形式で指定する。セル参照も可 時刻文字列 時刻を表す文字列を、Excel の組み込みの時刻表示形式で指定する。"6:45 PM" や "18:45" など、半角のダブルクォーテーション (") で囲んだ文字列で指定する。時刻文字列 に日付の情報が含まれていても無視される。 |
シリアル値 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:時刻を求める。
[セルE2の式]
=NOW()
[式の意味]
現在の日付・時刻を求める。
D欄は、E欄に指定した表示形式の内容を表している。
[セルE5の式]
=TIME(A5,B5,C5)
[式の意味]
セル参照により時・分・秒データを取得し、時刻形式に表示する。
A5 時
B5
分
C5 秒
[実例2]:時刻形式を変換する。
[セルC2の式]
=TIMEVALUE(A2)
[式の意味]
時刻を表す文字列を時刻を表す数値に変換する。
セル参照の場合に、変換元となるデータの表示形式が「数値」「時刻」となっているとエラーが発生する(C3,C5)。変換元データは「文字列」でなければならない。なお、変換結果はシリアル値で表示されているが、表示書式を時刻に設定すると、時刻表示となる。
X−6 HOUR関数、MINUTE関数、SECOND関数
機 能 | HOUR関数 シリアル値(時刻を表す数値)を時に変換。(時刻から時を取り出す) MINUTE関数 シリアル値(時刻を表す数値)を分に変換。(時刻から分を取り出す) SECOND関数 シリアル値(時刻を表す数値)を秒に変換。(時刻から秒を取り出す) |
書 式 | HOUR(シリアル値) MINUTE(シリアル値) SECOND(シリアル値) |
説 明 | シリアル値 検索する時刻を指定。時刻には、半角のダブル クォーテーション (") で囲んだ文字列 ("6:45 PM" など)、小数 (6:45 PM
を表す 0.78125)、または他の数式または関数の結果 (TIMEVALUE("6:45 PM") など) を指定する。 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:時刻から時、分、秒を取出す
[セルB2の式]
=HOUR(A2)
[式の意味]
参照セルの時刻から「時」を取り出す。
[セルB3の式]
=MINUTE(A3)
[式の意味]
参照セルの時刻から「分」を取り出す。
[セルB4の式]
=SECOND(A4)
[式の意味]
参照セルの時刻から「秒」を取り出す。
X−7 DATEDIF関数
機 能 | 指定された期間内の日数、月数、または年数を算出 |
書 式 | DATEDIF(開始日,終了日,単位) |
説 明 | 開始日 期間の開始日を指定する。 終了日 期間の終了日を指定する。 単 位 戻り値の種類を指定する。 |
DATEDIF関数による期間計算は、起算日が開始日、満了日が終了日となる。
起算日が2000年10月12日の場合、2001年10月12日(起算日の応答日・・・起算日と同じ日)が到来して1年とカウントする。
[実例1]:開始日と終了日を指定して、年数、月数、日数を求める
[セルD2の式]
=DATEDIF($A$2,$A$5,"Y")&"年"
[式の意味]
開始日から終了日までの年数を求める。
$A$2
開始日
$A$5
終了日
"Y"
単位(年数)
&"年"
戻り値に「年」の文字列を結合する
[実例2]:開始日を1943/8/26、終了日を2001/10/13
として満年齢を求める
[セルD2の式]
=DATEDIF($A$2-1,$A$4,"Y")&"年"
[式の意味]
開始日から終了日までの年数を求める。
年齢計算は、誕生日の前日が期間の満了日(1歳年齢を加える)となるため、起算日を開始日の1日前にすることにより、満了日までの期間が1日加算されることになる。
$A$2-1
開始日から1をマイナス
$A$5
終了日
"Y"
単位(年数)・・・(Y=期間内の年数、YM=1年未満の月数、MD=1月未満の日数)
&"年"
戻り値に「年」の文字列を結合する
X−8 EDATE関数、EOMONTH関数
機 能 | EDATE関数 指定された月数だけ前または後の日付に対応するシリアル値(日付を表す数値)を算出 EOMONTH関数 開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の月の最終日に対応するシリアル値(日付を表す数値)を算出 |
書 式 | EDATE(開始日,月) EOMONTH(開始日,月) |
説 明 | 開始日 起算日を表す日付を指定する。 月 開始日 から起算した月数を指定する。月 に正の数を指定すると、起算日より後の日付となり、負の数を指定すると、起算日より前 |
シリアル値 日付はシリアル値として連続番号で格納されて計算が行われる。Excel では、1900 年 1 月 1 日をシリアル値 1 として数えた日数がシリアル値として格納される。1998 年 1 月 1 日は、1900 年 1 月 1 日から数えた日数の 35796 がシリアル値として格納される。時刻は一日の一部として小数値で格納される。 日付と時刻は数値と見なされるため、加算や減算などの計算を行うことができる。 日付をシリアル値をとしてそのままセルに表示したり、時刻を小数値として表示したりするには、セルの書式設定で表示形式を「標準」に設定する。Excel の組み込みの日付・時刻表示形式で表示するには、表示形式を「日付」又は「時刻」にして、表示の種類を選択する。 |
[実例1]:開始日から指定月前または後の日付を求める
[セルD2の式]
=EDATE(A2,5)
[式の意味]
開始日から5ヶ月後の日付を求める。
A2 開始日
5 月(プラスの数字は経過後、マイナスの数字は経過前の日付)
[実例2]:開始日から指定月前または後の月の最終日付を求める
[セルD2の式]
=EOMONTH(A2,5)
[式の意味]
開始日から5ヶ月後の月の最終日付を求める。
A2 開始日
5 月(プラスの月数は指定月経過後、マイナスの月数は指定月経過前の日付)
[セルD4の式]
=EOMONTH(A2,0)
[式の意味]
開始日から0ヶ月後の月の最終日付を求める。
A2 開始日
0 月(月が
0 の場合は、0 ヶ月経過、つまり開始日の月の最終日になる)
X−9 NETWORKDAYS関数
機 能 | 2つの日付の間にある稼動日数を算出。稼動日とは、土曜、日曜、および指定された祭日を除く日のことである。 |
書 式 | NETWORKDAYS(開始日,終了日,祭日) |
説 明 | 開始日 対象期間の最初の日を表す日付を指定する。 終了日 対象期間の最終日を表す日付を指定する。 祭日 国民の祝日や夏期休暇など、稼動日数の計算から除外する日を表す日付を指定する。この引数は省略することができる。 |
[実例1]:開始日と終了日の期間内の土・日曜、祭日を除いた稼動日数を求める
[セルB7の式]
=NETWORKDAYS(A3,A5,B3:B5)
[式の意味]
開始日と終了日の期間内の稼動日数(土・日曜、指定した祭日等を除く)を求める。
A3
開始日
A5
終了日
B3:B5 祭日等(控除日)
[セルA7の式]
=DAY(EOMONTH(A3,0))
[式の意味]
EOMONTH関数で開始日から0ヶ月後の月の最終日付を求め、DAY関数で日付から「日」を取り出す。
[セルC3の式]
=TEXT(A3,"aaa"))
[式の意味]
TEXT関数で値を書式設定した文字列に変換(開始日の曜日を求める)。
A3 値
"aaa" 書式
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